聞こえ」に関する
耳よりコラム

「聞こえ」に関するさまざまなお役立ち情報をお届けいたします。

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2024.03.07
おすすめの補聴器の買い方 店舗型とオンライン型どっちがいい?

補聴器をどこで購入するのがよいのか、店舗型とオンラインではどのような違いがあるのか迷っていませんか?

今回は、耳鼻咽喉科を受診し、補聴器専門店で補聴器を購入する場合と、補聴器専門店以外で補聴器を購入する場合について解説します。また、それぞれのメリット・デメリットとあわせて、「認定補聴器専門店」が最もおすすめの理由も見ていきましょう。

補聴器専門店で購入する場合

補聴器の購入を考えはじめたら、まずは耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。聞こえをサポートする機器として補聴器が有効であるかどうか、聴力検査などの結果を元に診断してもらえるからです。

診断の結果、補聴器の装着が有効と診断された際には、自分に合った補聴器を選ぶことになります。耳鼻咽喉科で紹介された補聴器専門店で購入する必要があります。補聴器専門店とは、補聴器を扱う専門店のことです。専門家によるカウンセリングが受けられるほか、その人に合った聞こえを調整するフィッティングをしてもらえます。購入後も使用感を確認しながら繰り返し調整するなど、アフターフォローが受けられる点も補聴器専門店のメリットです。

補聴器専門店の中でも、とくに「認定補聴器専門店」を選ぶことをおすすめします。認定補聴器専門店とは、基準以上の知識や技能を有すると認められた認定補聴器技能者が在籍していること、補聴器の調整や選定に必要な測定機器・設備を備えていることについて、公益財団法人テクノエイド協会の審査基準を満たしている補聴器専門店のことです。認定補聴器専門店は5年ごとに厳正な更新審査が行われるため、より安心して補聴器を購入するなら認定補聴器専門店を選ぶとよいでしょう。

補聴器専門店以外で購入する方法

補聴器専門店以外で補聴器を購入できるのは、補聴器の取り扱いがあるメガネ販売店とオンラインショップ(その他、時計店、家電量販店でも販売しています。)です。補聴器専門店以外で購入する際の注意点を押さえておきましょう。

メガネ販売店

メガネ販売店の中には、メガネと並行して補聴器も扱っている店舗があります。店舗によっては専門家に相談できる場合もあるので、お住まいの地域にこうしたメガネ販売店があるようなら利用するのも1つの方法です。ただし、補聴器の取り扱いが充実しているかどうか、補聴器の専門家が常駐しているかは店舗によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。

オンラインショップ

オンラインショップで補聴器を購入する方法もありますが、実店舗のように補聴器をその場で手に取ったり、試しに装着したりすることはできません。適切なカウンセリングやフィッティングを実施するためにも、できるだけ実店舗での購入をおすすめします。

3つの購入方法それぞれのメリット・デメリット

ここからは、3つの購入方法のメリット・デメリットについて解説します。

①補聴器専門店で購入するメリット・デメリット

まずは補聴器専門店で補聴器を購入するメリットとデメリットの両面を見ていきましょう。

メリット

認定補聴器専門店であれば認定補聴器技能者が在籍しているため、専門知識にもとづくカウンセリングや補聴器の選定、フィッティング、アフターサービスをきめ細かく実施できます。また、設備も充実しているため、ご自身の聞こえに合った補聴器を適切に選べるでしょう。補聴器を購入するなら、最もおすすめできる購入先といえます。
なお、補聴器専門店であれば必ず認定補聴器技能者がいるとは限りません。設備も充実しているとは言い切れないため、認定補聴器専門店を選ぶことをおすすめします。

デメリット

認定補聴器専門店は店舗数が限られるため、お住まいの地域によっては通いにくいことが想定されます。補聴器は一度購入すればそのままずっと使い続けられるとは限りません。たとえば、店舗で装着した際には気にならなかった生活音が、自宅や外出先など日常生活の中で使用してみると非常に気になるといったケースも少なくないのです。
補聴器は単純に音を大きくするだけの機器ではないことから、調整を繰り返しながら使用していく必要があります。ご自宅から通いやすい場所に認定補聴器専門店がない場合には、調整のたびに遠くの店舗まで出かけなければならないかもしれません。店舗数が限られる点は、補聴器専門店のデメリットといえるでしょう。

②メガネ販売店で購入するメリット・デメリット

次に、メガネ販売店で補聴器を購入する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。補聴器専門店との違いがどのような点にあるのか押さえておくことが大切です。

メリット

メガネ販売店のメリットとして、店舗数が多く気軽に相談できる点が挙げられます。地域にもよりますが、補聴器専門店と比べると店舗数が多いケースがほとんどでしょう。メンテナンスなどが必要な際にも通いやすく、利便性が高い点が大きなメリットです。
また、近年はメガネ販売店内で補聴器専門店のサービスが受けられる、ショップインショップ形式の店舗も登場しています。エリアによっては補聴器専門店と連携した対応が可能な場合もあるため、お近くのメガネ販売店に問い合わせてみるとよいでしょう。

デメリット

メガネ販売店は、一般的にメガネ販売がメインのため、どの店舗にも必ず補聴器相談に対応するスタッフが常駐しているとは限りません。そのため、補聴器の相談をできる日時が限られていたりすることも考えられます。
また、聴力の測定やフィッティングに必要な機器や設備の充実度が店舗ごとに異なる点もデメリットの1つです。メガネ販売店の中にも認定補聴器専門店の審査基準を満たしている店舗や、認定補聴器技能者が在籍している店舗もあるため、こうした店舗を選ぶことをおすすめします。

③オンラインショップで購入するメリット・デメリット

最後に、オンラインショップで補聴器を購入するメリット・デメリットを見ていきます。補聴器は医療機器のため、基本的には対面販売が推奨されています。オンラインショップでの購入を考える前に、まずは補聴器専門店(可能なら認定補聴器専門店)での購入を検討しましょう。

メリット

一般的に、自宅にいながら補聴器を選び、購入できることがオンラインショップのメリットとされています。ただし、この点はデメリットにもなり得る点に注意してください。補聴器は一人ひとりの聞こえに適応するものを選び、精細なフィッティングを行う必要のある医療機器です。オンラインで対応できることはどうしても限られてしまうため、補聴器専門店で専門家に相談するのがベストであることに変わりはありません。

デメリット

オンラインショップの大きなデメリットは、補聴器の実物をその場で手に取って操作したり、装用して聞こえを確認したりできない点です。補聴器のレンタルや遠隔サポートを実施しているオンラインショップもあるものの、やはり補聴器専門店で専門家による対面のカウンセリングやフィッティングを受けたほうが望ましいでしょう。

まとめ

補聴器は補聴器専門店やメガネ販売店、オンラインショップなどで購入できます。ただし、一人ひとりの聞こえに合わせて精細な調整が必要とされる医療機器であるだけに、補聴器の専門家に対面で相談するのがベストといえるでしょう。
補聴器を購入する際には、認定補聴器専門店を選ぶか、または認定補聴器技能者が在籍している補聴器専門店を利用することをおすすめします。今回紹介したポイントを参考に、ぜひご自身にとって最も適した補聴器の購入方法を選んでください。

参考サイト
bookmark補聴器を購入する前に
https://www.jhida.org/kounyu/ open_in_new
bookmark補聴器の買い方は?初めての方も安心できる購入の流れを解説
https://www.aigan.co.jp/aigan_style/hearing_aid/134 open_in_new
bookmark補聴器はどこで買うべき?お店選びのポイント5つ
https://miru-kiku.jp/where-to-buy-ha/ open_in_new
bookmark補聴器の買い方、選び方、認定補聴器技能者が教えます!
https://www.vision-megane.co.jp/feature/detail.php?feature_id=50 open_in_new
bookmark補聴器はどこで買うべき?購入先の種類とそれぞれのメリットデメリットを紹介!
https://www.oliveunion.com/jp/blog/hearingaid/kounyusaki/ open_in_new
bookmarkじょうずな補聴器の使い方
https://resoundjp.com/wisdom/blog-learn-resoundassistlive-210130/ open_in_new

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